2019トマトパーク研修生インタビュー第3回 伊藤 幸喜(いとう こうき)さん
プロフィール
年齢は30歳、出身地は宮城県多賀城市です。
実家がトマトの専業農家でロックウール栽培をしています。前職の退職後、1年程度家業を手伝ってから入校しました。
写真1 インタビュー中の伊藤さん
トマトパークアカデミーに入校したきっかけは?
もっとトマト栽培の専門的な知識を得たいと父に相談したところ、トマトパークアカデミーを紹介してもらいました。
入校の半年前にトマトパークを見学させてもらい、最先端な栽培方法を目の当たりにして衝撃が走り、入校を決意しました。
入校して4か月経ちました。感想は?
実家が農家だったり、新規就農を考えているなど、様々なバックグラウンドを持つ研修生が同じ目標に向かって切磋琢磨できる良い環境が整っていると思います。
先日、研修生同士で誘引方法をチェックしました。それぞれ誘引を行い、改善点を検討しました。研修では、作業方法の確認や質問できる時間(以下、栽培OJTとする)が設けられています。
その時に他の研修生からの客観的で正直な意見をもらえ、改善点が見えてくるので、勉強になりました。父にトマト栽培のノウハウを教えてもらっていた時は、父の栽培の考え方しか知りませんでしたが、今は、講師の方や研修生から様々な考え方を聞け、自分の栽培の世界が広がったと感じています。
最近の栽培OJTで興味深いと感じたことは、品種による作業性の違いです。トマトパークでは、日本の品種だけでなく、海外の品種にも触れることができるので、各品種の特徴を捉えて、作業の向き不向きを考察しています。栽培OJTにより専門的な知識やそれぞれの意見を得られ、入校した目的を達成できている気がします。
農業の知識が全くなかったので、座学は農業の知識が身につくと実感しています。最近では農業簿記に関する講義がありました。その簿記試験を受けるため、試験の1か月前から対策でき、理解が深まりました。今後は会計ソフトを使い、現状把握ができる経営をしたいと思います。
写真2 収穫できて嬉しそうな伊藤さん
現在の目標は?
これから、各研修生に対して個人での管理を任せられる栽培区画が割り当てられます。トマト栽培では、10aを一人で管理できないといけないと言われています。1週間の管理計画を立てて、計画通りにこなせるようになりたいと思います。
CONNEXTによる環境制御は、難しいと感じる部分がありますが、環境制御の基礎から応用まで理解したいと思っています。
ご案内
*前回のインタビュー(2019年第2回 石毛裕之さん)はこちらから。
*2018年7月以前の「トマトパークアカデミー研修生インタビュー」は、こちらからご覧いただけます。(㈱誠和のwebサイトへ移行します。)