2020トマトパーク研修生インタビュー第1回 吉原 陸(よしはら りく)さん
<自己紹介>
茨城県常総市出身の22歳です。
大学で農業を学び、卒業後にトマトパークアカデミーに入校しました。
実家は農業法人で、イチゴは1.4 ha、トマトは60 a栽培、観光イチゴや直売も行っています。
幼い頃から大学で農業について学ぶことが目標で、大学に入学した頃から実家を継ぎたいと思うようになりましたので、大学在学中の長期休暇には実家を手伝い仕事を覚えました。
入校してから休日は、同じ寮に住んでいるアカデミー生とたこ焼きなどをして交流を深めています。
吉原 陸さん
<トマトパークアカデミーを志望したきっかけは?>
実家では、2022 年から環境制御技術を用いた大規模ハウスで、イチゴを栽培する予定です。ハウスの建設計画中に知人や父に勧められ、新しい技術に触れたい、ハウスの完成までに環境制御装置を使いこなせるようになりたいという意欲が沸き、入校しました。
<トマトパークアカデミーの感想は?>
栽培OJTでは、ただ栽培管理や作業を説明するのではなく、植物生理や作物の仕組みが分かる、根拠に基づいた説明をしていただけるので、理解が深まり、充実していると感じています。
実習だけでなく、座学も楽しく受講しています。ハウス状況に合わせた授業を行っているので、ハウスが教科書のようです。環境制御、農薬、植物ホルモンなど内容が実学的で充実しています。デルフィージャパンの講師が来てくださり、トマトパーク以外の栽培も教えていただけるので、刺激的です。大学でも農業経済を学びましたが、トマトパークアカデミーで習うマーケティングはより実践的で、実家の直売所経営で活かせると思い、勉学に励んでいます。
栽培指導を真剣に聞いている吉原さん
〈今後の抱負は?〉
来年から実家の一部のハウスで環境制御装置を用いた栽培を試験的に行う予定です。まずは、それまでに環境制御をしっかり覚えることが目標です。そして、新ハウスでは環境制御などの新しい技術を駆使して栽培できる、農場のエンジニアのような存在になりたいです。
将来的には、イチゴ栽培の環境制御を普及できるような指導・展示農場を作り、トマトパークのように視察見学の受け入れをしたいと考えています。
作業中の吉原さん
ご案内
*前回のインタビュー(2019年第3回 伊藤 幸喜さん)はこちらから。
*2018年7月以前の「トマトパークアカデミー研修生インタビュー」は、こちらからご覧いただけます。(㈱誠和のwebサイトへ移行します。)