トマトパークの日常(2020作)-体験学習で学生さんが視察-
トマトパークの日常とは…
トマトの最先端栽培施設「トマトパーク」での日常を、写真を添えてお送りします。
昨年の11月11日に国分寺中学校の1年生が7名、12月8日に国分寺特別支援学校高等部軽作業班の9名が学習の一環としてトマトパークに来られました。
<国分寺中学校1年生の生徒さん>
「オープンフィールド体験学習」と地元下野市の農業生産現場を見学する体験学習で、2020年11月11日に7名の生徒さんがトマトパークのトマト栽培を見学されました。
ある生徒さん曰く、「トマトパークは大きな施設ですが、外からは中の様子が見えないので、どのような栽培が行われているのか興味があった。」とのことです。ハウスの広さやトマトが自分の背丈よりも高く育っている様子を観て頂きました。また、事前に質問をたくさん考えて来て下さって、熱心に今回の体験学習に取り組んでいる様子がひしひしと伝わってきました。
<国分寺特別支援学校高等部の生徒さん>
2020年12月8日に国分寺特別支援学校の生徒さん9名がトマト栽培を見学をされました。
4年前から作業実習という授業の科目の中で、トマトパークで使用している誘引フックの金具の部分とヒモを分離する作業を行って頂いています(2019年12月2日のブログ参照)。今回はトマト栽培の見学だけではなく、その誘引フックがどのような場面で使われているのかを視察して頂く良い機会となりました。より近いところで誘引フックが使用されている状況を見るために、高所作業車に乗車し、トマトを上から眺めて頂きました。眼下に広がる海のようなトマトの景色は、生徒さんたちの印象に残ったようです。
なお、見学の際に下記のようなアイデア商品をプレゼントして頂きましたのでご紹介します。誘引フックの金具とヒモの分別作業で、金具部分は再利用しますが、ヒモは燃えるゴミとなっていました。そのようなヒモを活用した汚れ取りのブラシ「よごれとりっこちゃん」と牛乳パックをリサイクルして作ったあぶら吸い取りスポンジ「あぶらとりっこちゃん」です。汚れとりのトリにかけたネーミング(鳥のかわいいイラストつき)には、ほっこりとした温かい気持ちになりました。
今回の2校の学生の皆さんにはトマトパークのトマトの栽培方法に興味をもっていただけたと思います。下野市は全国一位を誇るかんぴょうの生産が盛んな地域ですが、いろいろな農作物に興味を持つきっかけになってもらえると幸いです。また、私たちも今回のように「農業の魅力」を若い世代の方々に知っていただけるような機会を今後も大切にしていきたいと思っています。
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