トマトパークだより-第25便- - トマトパーク

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トマトパークだより-第25便-

トマトパーク2017年度(2年目)の振り返り

 2年目のトマトパークは、初年度と同等の大玉トマト50t/10a、ミニトマト31t/10aの収量で、7月下旬に栽培を終えました。また、初年度、苦戦を強いられた高糖度トマトは、安定した高糖度(Brix8以上)を実現し、16t/10aという実績を作れました。梅雨が短く明け、最後は猛暑の中での栽培となりましたが、研修生、パートさん達を中心とした農場スタッフ全員が頑張ってくれました。本当にお疲れ様でした(写真1)。
 2年連続で50t/10aという安定生産となりましたが、この背景には栽培アドバイザーである㈱Delphy Japanからの助言や、誠和の研究開発部による培養液分析など、様々な支援をもらいながら栽培している事が大きく挙げられます。時には自分達では気づかないような指摘をもらうことがあります。このような環境は栽培における失敗を避けることができます。また、2年目の栽培が初年度と大きく違う点は、初年度のデータがあるという事です。生育調査データや、環境データです(写真2)。これらのデータの蓄積は、栽培を非常に安定的なものにしてくれます。迷った時に、過去のデータを振り返ることで、自信をもって判断し、栽培を進めることができます。農場運営におけるデータは、とても貴重なものです。

写真1 台車洗浄

 写真1 台車洗浄

写真2 収獲調査

 写真2 収穫調査

 なお、今作は、LEDによる樹間補光(写真3)や遮熱剤の屋根面への空中散布(写真4)など、新しい技術へもトライしました。補光に合わせたLAI管理ができていなかったり、遮熱剤散布後の潅水管理の変更が遅れたりと、私たちの技量が追い付いていない面もありましたが、これらの新技術は収量を伸ばすために有効であることが判りました。3作目は、さらなる収穫増を目指し、今一度、初心に立ち返り、栽培管理や環境制御を見つめ直しながら進めていきます。

写真3 LED

 写真3 LED 

写真4 ヘリ散布

 写真4 ヘリ散布

 最後に、今年も7月末に、9名の研修生が卒業し、旅立っていきました。1名はそのまま2年生に進学します。すっかり人数の減った農場は、一抹の寂しさがありますが、すぐに8名の3期生を迎え、にぎやかになります。私達も気持ちを新たに、再スタートです。定植は、今作も8/17です。

来作のトマトパークにもぜひともご期待下さい!!

 

トマトパーク栽培状況

大玉トマト -栽培室①-

【栽培ノート:2018年8月17日~ 】

 定植:8月17日

 品種 穂木:りんか409(株式会社 サカタのタネ)、台木:フレンドシップ

 栽植密度:3.12本/m2

 生育状況  (8月17日現在)

 草丈:42.3cm

 栽培作業  (8月17日~)

 定植、誘引

 病害虫防除 (8月17日~)

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ミニトマト -栽培室③-

【栽培ノート:2018年8月17日~ 】

 定植:8月17日

 品種 穂木:TY千果(タキイ種苗 株式会社)、台木:グリーンフォース

 栽植密度:3.12本/m2

 生育状況  (8月17日現在)

 草丈:47.5cm

 栽培作業  (8月17日~)

 定植、誘引

 病害虫防除 (8月17日~)

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  写真5 大玉トマト成長点付近の様子                 写真6 ミニトマト成長点付近の様子

写真5 大玉トマト成長点付近の様子             写真6 ミニトマト成長点付近の様子

 

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